「オブジェクト指向設計実践ガイド」を読みました
2017/01/08
まとめると
- オブジェクト指向設計でアプリケーションを作る時に、どんな方法で設計して変化し続ければいいのか?が伝わる
- Ruby でサンプルが書かれているので、Railsからオブジェクト指向に触れた人にオブジェクト指向での設計がわかりやすい一冊(1.9というのが少し残念だけれど)
- テストがアプリケーションを育てるのに必要なことであることがわかる
読んだきっかけ
- オブジェクト指向での設計ってどいうのがいいの?やっぱりデザインパターンから?と考えていた時に、「俺が悪かった。素直に間違いを認めるから、もうサービスクラスとか作るのは止めてくれ」という Qiita の記事の冒頭で紹介されていた
- この本どうなんだろう?と思ったけれど、@joker1007が紹介しているぐらいだし、いいんだろう、と思ったので
読んでみて
読んでみた全体の印象として、実践的な一冊だと思いました。「オブジェクト指向とは?」だけではなく、オブジェクト指向でアプリケーションを設計し、アプリケーションを変化させていくことについて書いてあります。Railsで、オブジェクト指向での設計やアプリケーション開発を始める時に、最適な一冊に思います。
ダックタイピングについても、この本で知ることができました。まだ、なるほどーと思えるところまではきていないけれど、知ることができたら、理解するためにも意識したりコードを書いてみたりするのがいいと思っています。
テストについて、大切なのはわかっていても、なかなか実践できないもの。それは、テストを書くコストと維持していくコストが高くて...ということ。それは、テストで何が大切なのか?テストすべきところは何か?がわかっていないから、ということがわかります。テストで大切なのは、受信と出力。 でも、テストについては、まだまだよくわからないので、「テスト駆動開発入門」を読んでみようと思います。
少し残念なのは、サンプルとなっている Ruby のコードが 1.9 時代であること。でも、注釈で補足してあるので、十分かも。