「その「エンジニア採用」が不幸を生む ~良い人材を見つけ、活躍してもらうには何が必要か?」を読みました
2017/01/25
まとめると
- 目先の開発を乗り越えられるか?という観点でエンジニアの採用を決めると不幸
- エンジニアは「技術資産」と考える。原価だと考えない
- 経営者やCTOが採用の前面に立つ。人事だけの課題ではない
- 人事がエンジニアの求人票を作成できないと、企業もエンジニアも不幸
読んだきっかけ
- 「エンジニア採用は難しい」と聞くけれど、具体的にどう難しいんだ?というのが気になっていた
- 採用される側として何か気をつけることがあるんじゃないか?と思っていたので
読んでみて
エンジニアリングをブラックボックス化してしまっていて、エンジニアに丸投げするために採用をする、ということが不幸を読んでいるように感じました。経営をまっとうにしないと、エンジニア採用は難しいと本書にあります。というのも、いくら広報活動で採用がうまくいっても離職が多くては意味がありません。経営、CTO(とか開発部門のマネージャー)が
- 経営でIT技術をどのように位置づけ、組織や体制を作っていくか?
- 技術開発のポリシー
- 開発現場のカルチャー
- どのような技術・開発手法・運用をしているのか
- エンジニアのキャリアについてビジョンと制度があるのか
上記を明言して、情報発信をしていくのが一番の近道のようです。
Wantedly をみていると、「社長がエンジニア」という検索項目があります。これは、エンジニア/デザイナーが何を求めているのか、上記の点についてわかってくれそう、という判断基準になっているためなんじゃないか?と思いました。
読んでて「エンジニア」というところを「デザイナー」って置き換えて読んでも良さそうに思いました。同じようなことがデザイナー職でもありえるからです。デザイナーの時も、同じような事が気になりました。これは、背広(ビジネス)側の人が、自分たちのことをどう見ているんだろう?という不安や疑問を感じているのは、共通だからなのかもしれないです。